T-226 稀なスイス製の舞踏会の扇 カルネ・ド・バルとして・・・ |
Fan of Switzerland c.1810-1830 *excellent condision Inquire about this product
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1810〜1830年頃の、スイスのアンティーク扇です。 大変稀なもので、扇部分は、ロバの皮で出来ています。(スイスらしい?*^^*) 柄部分は、明るい色の鼈甲です。 ※カーソルを画像に置きますと、裏面の写真がご覧になれます。 |
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扇のパーツはリボンで結ばれていて、骨が入っていないのでしなります。 サイズは、小さめ。 英国でいえばジョージアンの、古い時代のやや控えめなドレスに似合いそうな感じもまた良いところ。 |
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アンティーク扇のコレクターの方に伺ったのですけど、こちらの扇は、他のタイプに比べて現存するものがとても少ないレア物です。 というのも、裏面を、舞踏会でダンスのお申し込みがあった男性のお名前を書き留める「カルネ・ド・バル」として使ったので、全部いっぱいになったら捨てていたからだそうです。 |
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絵柄は、スイスの民族衣装を身につけた二人。 素朴ながらも、周りのレースのような縁のカットと金彩との調和が見事、絵画のようでもあります。 金彩は、実際は写真よりも、はっきりとしています。 額装しても引き立つと思います。 |
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土の上に、COSTUME SWISSと、あります。 ※カーソルを画像に置きますと、右側の拡大写真がご覧になれます。 |
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もちろん手描き。 素朴ながら、色彩のバランスも良く、細かなディティールが描きこまれています。 |
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柄部分は、≪ブロンド・金髪≫と呼ばれる、大変明るい色の鼈甲です。 その上に、金彩で、草花文様が描かれています。 ※カーソルを画像に置きますと、拡大写真がご覧になれます。 |
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ロバ革の上にも、同じく金彩で果物の草花文様が描きこまれています。 ところどころ、金彩にはがれがあるものの、見苦しいものではありません。 この他は目立つダメージの無い、大変良好なコンディション。 |
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裏面です。 なめしたロバの皮に塗装がされており、この上に、銀製の先のとがったペンシルでダンスのお相手の名前を書き込みました。 塗装に傷を付けて書くので、消せません。 名前は残っていないので、この扇は未使用と思われます。 200年前のものとして、大変に良好なアンティークコンディションです。 |
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