19世紀後期の、ノワール。
靴型の嗅ぎ煙草入れ。
素材はパピエ・マシェ。
size |
長さ 8cm
幅 3.2cm
高さ 3.3cm
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price |
¥23.000(送料込) |
material |
パピエ・マシェ |
from |
フランス
1870~1890年頃 |
イタリアから発送 |
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くくっと甲の部分が高く、つま先はスクエアカット。
ナポレオン3世時代独特の、漆黒。
どこかストイックながら、凛々しい。
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素材は、パピエ・マシェ(Paper Màchè)
紙パルプにチョークや砂、接着剤を混合して、型にはめ込み過熱して固形化し、その後表面を滑らかに磨き上げて仕上げたもの。さらに、蒔絵や象嵌を施して装飾効果を高めることもある。
この靴にも、成型時にメタル板が象嵌されています。
小さく立体的なものには、なかなか手が掛かる技法です。
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蓋が開き、本来は嗅ぎ煙草入れです。
ご婦人が細い手で、そうっと顔に近づける仕草が目に浮かびます。
小さなクッションを敷き詰めて、ピンクッションにも出来ます。
※画像にカーソルを置くと、蓋を開けた写真がご覧に慣れます。
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しっとりと奥からにじみ出るような艶が有り、燻し銀色の象嵌装飾とも相まって、大変にシックな雰囲気です。
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感心するのは、ヒールの裏に、本物の靴のように、鋲の装飾がされていること!
小さなものへの大きなこだわり。笑。
※カーソルを画像に置きますと、拡大写真がご覧になれます。
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細かなチップは見られますが、けっして見苦しいものではなく、趣のある大変良いアンティークコンディションです。
後は、ピンクッションのT-151bです。
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