T-128 『大鹿を追え！』 貴婦人の狩り風景
1830年頃のベネチア刺繍
| 貴婦人の狩り風景を描いた ベネチア刺繍のクッション。 ミントコンディションの逸品。
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ニードルワークですが、イタリアではプント・ベネチアーノ（ベネチア刺繍）と呼ばれる技法です。 1本の糸から作りだされる具象の造形は、技術力のみならず、デッサン力も要求される難しいもの。 このように窓の隙間風を防ぐために作られたか、もしくはソファやセミダブルベッドのクッション兼飾りとして作られたものです。 辛子色のビロードクッションは、レースの制作より後に、付け替えられている可能性があります。 ダメージの見当たらない、大変良好な状態です。 |
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| 一番先頭をきるのは、獲物の大鹿！ 立派な角を持つ、貴婦人の馬より大きい（笑）大鹿です。 ※画像にカーソルを置くと、拡大写真がご覧になれます。 『ほーいほーい！みなさん、ここまでおいで〜♪』と言わんばかりの涼しい表情。 |
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| 後ろは俊足の狩猟犬と、馬に鞭を入れ、必死に後を追う騎士。 ※画像にカーソルを置くと、拡大写真がご覧になれます。 立派に任務を果たさん！とばかりに、真剣なお顔・・・ |
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| その後ろに続くは、息ゼイゼイの犬と、獰猛そうに牙を剥く猛犬。 ※画像にカーソルを置くと、拡大写真がご覧になれます。 『オレ様が、とどめを刺してやるっ！』（足は遅いけど…ね！*^^*） |
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| 従者は角笛を吹いて、犬たちの士気を高めます。 最後尾の犬は、かなりヘタレ顔。お気の毒。 ※画像にカーソルを置くと、拡大写真がご覧になれます。 『パッッップゥ〜〜〜♪』 |
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| そして最後には、気難しそうな貴婦人が・・・ ※画像にカーソルを置くと、拡大写真がご覧になれます。 頸が弓なりの、艶やか（そう）な、美しい馬です。 |
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| 作者の想像力が、存分に感じられる、素敵な作品。 何と言っても、この風を切って走る大鹿が、いいっ！ この後、この大鹿が鮮やかに森の中に逃げ切ったのは、言うまでもありません・・・*^^* おわり。 |
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