D-048 ジャポニズムの団扇型カルネドバル 中には象牙板が5枚 |
Silver&Ivory Carnet de bal Europe 1870-1880 *excellent condision
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1870-80年代頃の、カルネ・ド・バルです。 舞踏会の際に、ダンスのお申し込みのお名前を書きとめておくための、淑女の小道具です。 大抵、四角い形の多いカルネ・ド・バル、表面にいろいろ装飾がされていても今一つメモパッド的な印象で、興味をそそられるものは少ないのですが、、、 こちらは、ジャポニズムを反映した、日本の団扇が意匠になっています。 ※カーソルを画像に置くと、別の角度の写真がご覧になれます。 |
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淑女の名前は、Egle.。 今では聞きなれない名前ですが、イタリア女性の名前です。 美しい手彫りの筆記体。 ※カーソルを画像に置くと、別の角度の拡大写真がご覧になれます。 |
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刻印があるのですが、フランスのものでも、英国のものでもなく、、、イタリアの典型的なものとも違うのですが、、、 銀であることは、検査済です。 ※カーソルを画像に置くと、別の角度の拡大写真がご覧になれます。 |
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裏側です。 意匠が、また面白いですね! 小菊の下には、典型的なロココの貝殻のような模様、、その下は、日本の霧雨のような表現。 下にちょこっと覗くお花の、間のとり方も日本的。 西洋と東洋が融合しています。*^^* ※カーソルを画像に置きますと、拡大写真がご覧になれます。 |
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残念ながら、シャープペンシルの先のパーツが失われています。 (ご希望により、小さなパーツを付けてカバーすることは可能です) 団扇の柄は、竹細工の特徴がよく出ています。 柄の部分は、ヒンジで動くようになっており、、 ※カーソルを画像に置くと、別の角度の拡大写真がご覧になれます。 |
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中には5枚の象牙板が、ダメージなく収まっています。 ※カーソルを画像に置くと、裏側からの写真がご覧になれます。 |
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一枚に絵が描かれていて・・・。 消しゴムで消すことも出来ますが、ダンスのお申込みを待っている間に、絵心のある乙女・Egleが描いたのかな〜? なんて、想像するのも、物凄く楽しい♪ |
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大変に美しい、本当に稀な、コレクションアイテムと思います。 是非、日本のお客様に、お手に取って頂きたいです。 |
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これを見て、直ぐに連想したのが、モネのこの絵画。 1878年のパリ万国博覧会により、ジャポニズムが大変にもてはやされたこの時代の制作です。 扇子は西洋にもありますが、団扇は日本独特のものだそうです。 下記のサイトに興味深い説明があります。ご参考に。↓ https://www.iedashikou.com/ monet-renoir/01/index.html |
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